結論を書くとSDアソシエーションのフォーマットソフトを使えばよい。
必要があって（子供に頼まれて）ニンテンドーDSiで使うSDカードに音楽CDの曲を入れることになった。以前にも一度やったことがある。記憶を頼りにiTunesでAAC形式にした曲をSDカードにドラッグ・アンド・ドロップした。順調にコピーされていると思っていたら途中で止まった。SDカードの空き容量がないというのだ。
SDカードにはアルバム1枚分の曲が入っているだけだ。100MBと少ししかない。追加しようとしているのもアルバム1枚分の曲で、こちらも100MB少々だ。SDカードは2GBだから空き容量がなくなるはずがない。
何度やっても同じことになる。入っている曲を消し、今回入れようとしているアルバムだけコピーしても同じところで止まる。空き容量がないと。
これはSDカードに何か問題があると思い、フォーマットすることにした。普通にフォーマットすればよいだろうとMacのディスクユーティリティを起動したところで何かが引っかかった。インターネット上の情報を調べてみると嫌な予感は的中した。MacでフォーマットしたSDカードはDSiで使えないようなのだ。
MacでフォーマットしたSDカードをDSiで使えたという情報はいくら探しても出てこない。Windowsかデジカメでフォーマットしましょうという情報ばかりだ。家にWindowsはない。デジカメも富士フイルムの古いFinePixで、記録媒体はxDピクチャーカードだ。
実際に駄目なのか試してもよかったが時間がもったいない。それに、やはり駄目だったときの脱力感を想像すると気が進まない。事務所のMac miniにはParallels ＋ Windows XPが入っている。しかし、これだけのために事務所へ行くのは、子供には悪いが納得がいかない。
何か方法はないかとネットの情報を探したらSDアソシエーションという団体が開発・公開しているSDフォーマッターというソフトを見つけた。
SDアソシエーションはこのソフトについて次のように紹介している。
SDフォーマッターは、SD/SDHC/SDXC規格を使用したメモリーカードの性能が最適になるように作成されています。オペレーティングシステムに付属している様々な種類の記憶媒体をフォーマットするフォーマットユーティリティではなく、SDフォーマッターを使用することを強く推奨します。汎用のフォーマットユーティリティを使用した場合、メモリーカードの最適な性能が得られないことがあります。
もしかしたら有名なソフトなのかもしれないが私は全く知らなかった。SDアソシエーションという団体の存在も知らなかった。しかし、信頼できる団体の信頼できるソフトだと判断した。無償で使えるようなので早速ダウンロードして試してみた。
名前の通りSDカードをフォーマットするだけのソフトだ。他の機能はない。シンプルな作りで操作を間違える可能性はない。フォーマット自体は特に問題なく終わった。
DSiで認識できるか試しに1曲だけ入れてみた。SDカードは無事に認識された。曲も聴ける。
容量の問題はどうか。前から入っていたアルバムと今回入れたいアルバムの2枚分のコピーを試みた。データサイズは合わせて200数十MBだ。途中で止まることなく無事にコピーできた。
結論をもう一度書いておく。DSiで使うSDカードはMacでもフォーマットできる。無料のソフトSDフォーマッターを使えばよい。
