2012/12/04

違憲状態の連鎖あるいは最高裁判所裁判官国民審査で全員に×を付けなければならない理由

難しい話ではない。要は最高裁判所裁判官が違憲状態なのだ。だから「×」を付けなければならない。

違憲状態の連鎖

  1. 2011年3月、衆議院は違憲状態だと最高裁は判決を下した。参議院についても2012年10月に違憲状態の判決を下した。つまり国会は違憲状態である。
  2. 首相は国会が指名する。違憲状態の国会に指名された首相は違憲状態である。
  3. 内閣は首相が組織する。違憲状態の首相が組織した内閣は違憲状態である。
  4. 最高裁判所の長たる裁判官(長官)は内閣が指名して天皇が任命する。長官以外の最高裁判所裁判官は内閣が任命する。違憲状態の内閣が指名または任命した最高裁判所裁判官は違憲状態である。

現在の日本は三権の機関すべてが違憲状態にある。

違憲状態を正す方法

誰が、どうしたら、この違憲状態を正せるのか。

  1. 最高裁が違憲状態判決を下してもなお国会は違憲状態を解消しない。国会には期待できない。
  2. 違憲状態解消の見通しが立たないまま首相は衆議院を解散した。過去の首相および内閣も一人一票を実現しようとしてこなかった。内閣には期待できない。
  3. 衆参ともに違憲状態だと判決を下した今でもなお主権者は一人一票だと明言していない。違憲状態の区割りのまま行われる12月6日の衆議院議員選挙についても選挙差し止めの訴えを退けた。裁判所には期待できない。
誤りを正せるのは主権者たる国民しかいない。その方法は二つある。
  1. 国会議員の選挙で一人一票の実現に積極的な政党・候補者に票を入れる。
  2. 最高裁判所裁判官国民審査で違憲状態の裁判官に「×」を付ける。

方法1.は判断が難しいことがあるだろう。投票基準となる論点は他にいろいろある。その点、方法2は簡単だ。難しい判断を下す必要がない。何しろ最高裁判所裁判官は違憲状態なのだから。


資料

次の意見広告が大変勉強になった。

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