中村天風のいう「積極的な言葉」「消極的な言葉」について、イメージしやすい具体例があったらいいと感じていた。今日、別の理由で『7つの習慣』をパラパラと読み返していたら、関連深い記述があった。
『7つの習慣』の「第一の習慣 主体性を発揮する」で「反応的な言葉」「主体的な言葉」が紹介されている。これが中村天風のいう「積極的な言葉」「消極的な言葉」を具体的にイメージするうえで関連深いことに気がついた。いや、関連深いというより同じことを意味しているといってよい。
反応的な言葉 | 主体的な言葉 |
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「どうしようもない」 | 「代替案を考えてみよう」 |
「生まれつきだ」 | 「ほかのやり方が選択できる」 |
「あいつは頭にくる」 | 「自分で自分の感情をコントロールする」 |
「そういうことが認められるわけはない」 | 「効果的なプレゼンテーションをしよう」 |
「しなくてはならない」 | 「そうすることに決めた」 |
「できない」 | 「選択する」 |
「○○でないとだめだ」 | 「○○の方がいいと思う」 |
「○○でさえあったら」 | 「私が○○をする」 |
主体的な言葉を話せば自動的に肯定的な言葉を話すことになる。心に留めようと思う。