2009/05/14

NHKニュースの違和感

いつからなのか分からないが、NHKのニュースを見るたびに違和感を覚えるようになっていた。特定のニュースに関してではなく、番組の冒頭を見るたびに何か妙だと感じていた。この違和感の正体を次の記事が教えてくれた。

NHKニュースの変身-JanJanニュース
10年以上前に月刊誌に載っていたものですが、新聞のトップ記事の見出し文字の大きさと新聞の信頼度の関係を調べた小論がありました。それによると主要紙のなかで見出しにもっとも大きな文字を使っているのはスポーツ紙で、もっとも小さい文字は日経新聞でした。
その小論の結論は文字が大きい新聞ほど信頼度が低い傾向が見られるというものでした。ル・モンドなど海外のクォリティペーパーと呼ばれる新聞の文字も小さく、この傾向を裏付けるものとされていました。大きい文字を使う新聞ほどセンセーショナルな傾向をもつことは十分考えられることであり、信頼度と逆の関係になることは納得がいきます。
NHKニュースにセンセーショナリズムへの傾斜が目につくようになったのはここ数年来のことです。夜7時のNHKニュースはひとつの注目ニュースに集中する傾向を強く感じます。7時の定時ニュースでありながらワイドショーと変わらない一点集中の報道が中心になっています。
一言でいうとNHKニュースがスポーツ新聞化またはワイドショー化したということであり、大変得心のいく説明だった。